大阪の五ツ星お米マイスター『れいこ』のブログ

大阪市都島区のこだわりのお米屋さん&お酒屋さんに嫁いだ子育中のオカン れいこが、お米のあれこれを綴ります

アンダンテ農園さん

こんにちは。五ツ星おこめマイスターのれいこです。

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先日の青空市の時にご紹介させていただいいた全粒粉をたっぷりと使ったクッキー「朴」。この「朴」を小麦の栽培から手がけている奈良のアンダンテ農園さんに新しい事業所ができました。今日は、そのお披露目式。

わたしも相方さんも残念ながら出席できなかったのですが、ちょうどお正月明けにお米の引き取りで伺った時に少しだけお邪魔してきました。

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アンダンテ農園さんは、教員だった六十谷理事長(以後、六十谷さん)が退職の際に得たお金をはたいて立ち上げた農園です。六十谷さんは地域からの信頼も厚くて、高齢化で農作業ができなくなった農家さんから田畑の相談などを受けていました。そして、時同じくして、不登校などの経験をしながらも社会生活を試みようとする生徒さんたちの苦難に胸を痛めていた六十谷さんは、彼らの就労の場としてアンダンテ農園の設立に踏み切られました。

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写真は2013年。農園を立ち上げたばかりの頃のもの。

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後にあの抱えてられた木がアンダンテ農園さんの看板になりました。当時から新しい事業所ができるまで、作業の場は全て六十谷さんのご自宅で、あれから5年近く。ー歩く速さでーの意味で使われる「アンダンテ」の名を体現されるかのように、実直に一歩づつ歩んで今日という日を迎えられました。心からおめでとうございます。

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こちらは今年入ってすぐの写真。六十谷理事長(後列右から2番目)とアンダンテ農園の皆さん、そして相方さん(前列一番左)と。ベテラン農家さんの指導のもと、農薬を殆ど使わずに微生物の力と全身全霊で土を肥やし農作物を作り続ける皆さん。これからも応援していきます。

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因みに、全粒粉をふんだんに使った「朴」は、化学肥料・農薬を使わないで育てた、アンダンテ農園の小麦を自家製粉。バター、卵不使用のクッキーです。油は米油、砂糖はきび糖を使われているのですが、全粒粉のコクときび糖の自然な甘さ、米油由来のサックリ感がびっくりするくらいマッチ。ヘルシーながらも物足りなさを全く感じないクッキーです。青空市ではホットワインと一緒にお出しして人気でしたが、今シーズンのわたしのマイブーム「クラフトジンのお湯割」にも良く合ってオススメです(^^)