大阪の五ツ星お米マイスター『れいこ』のブログ

大阪市都島区のこだわりのお米屋さん&お酒屋さんに嫁いだ子育中のオカン れいこが、お米のあれこれを綴ります

お米と生産者さんと

こんにちは。五ツ星お米マイスターのれいこです。

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日曜日のこと。お雛まつりのお祝い前に、お米の問屋さんが主催された展示会に相方さんと行ってきました。日本各地の生産者さんが来られる展示会は貴重な情報集の場。生産者さんの近況をお聞きしたり、実際に試食したりしてビビっとくるお米を探します。

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会場には、わたしたちのお店に新品種「新之助」を届けてくださっている新潟県上越市くびきの「蛍の里」から生産者さんのお姿も。相方さんも話が弾みます。

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くるりと見渡すと同じく新品種で、今年デビュー予定の山形県産「雪若丸」も発見。お姉さん分の「つや姫」と食べくらべをさせていただくと、「雪若丸」のしっかり感がさらに際立っていました(^^)。

ほかにも、先日、審査員としてお手伝いさせていただいた大阪最大級のお米の祭典「大阪府民が選ぶ いっちゃんうまい米コンテスト」で入賞された生産者さんとの再会もあったりで、ついつい1ブースごとに長居させていただいてしまいました。

そして、色々な生産者さんとのお話の中で度々出てきたのは、マスコミでも大きく取り上げられた「食味ランキング」の結果でした。食味ランキングの詳しいお話は、明日アップするリレーコラム「おいしいこぼればなし」でさせていただくとして、過剰な報道に対して、同業の生産者さんたちが「魚沼産コシヒカリ」を心配されていたのが、とても印象的に残りました。

昨年、平成29年は気象条件が本当に悪かった年で生産者の皆さんもとても苦労されていたんです。天候に付随する日照時間の不足など、現状では抗いようのない条件と対峙しながら「より良いものを」と、ベストを尽くしてくださった生産者さん方がいらっしゃるということをもっと知ってもらいたい。と、改めて思った展示会でした。

因みに、お米の食味ランキングでよく耳にする「特A」という評価ですが、これは検体として検査機関に提出されたお米のみに適用されるもので公表されているランキングの産地全ての食味評価ではありません。勘違いをさせるような宣伝文句を謳う広告には、どうぞ、お気をつけくださいね