上越 くびき 「蛍の里」さんへ
おはようございます。五ツ星お米マイスターのれいこです。
日曜日。新潟県上越市 頸城(くびき)にある蛍の里さんまで、圃場視察をさせていただきに行ってきました。
パートナーは、この人 。笑。
「一緒に大冒険したいかい?」と、聞いたら…
「行きたい!」と、前のめりで返事をしてくれたもので…
娘と初めて、二人旅に繰り出すことにあいいたしました(*´꒳`*)。さて、経路はといいますと、大阪から金沢までは特急サンダーバードで。そして金沢で北陸新幹線はくたかに乗り継いで上越妙高まで。今回は、一日をたっぷりと使えるように6時30分大阪始発のサンダーバードで、いざ、出発。京都ー滋賀ー福井ー金沢。そして、金沢ー富山から新潟へ。
本当は金沢の乗り継ぎで、まだ、あまり県外には流通していない石川の新品種「ひゃくまん穀」のおにぎりをゲットしたかったのですが、乗り継ぎが8分とタイトだったため断念。和をデザインの基調にしたという北陸新幹線はくたかに、そそくさと乗り込みました。東海道新幹線しか乗ったことのなかった私にとって、赤いシートは斬新。なるほど〜。「和」を感じる気が。窓の外には田園風景が広がります。金沢から上越妙高までは実に1時間ほど。さすがは新幹線。早いですね。
初めて降り立った「上越妙高」の駅は北陸新幹線とともにできた新駅。蛍の里さんの方と待ち合わせて駅のロータリーへと向かう途中、どこからともなく聞こえてきたライブの歌声に誘われてアトリウムの方に出てみると、6月26日...そう、今日オープンした上越市立水族館の大きなフラッグが出ていました。
そして、ここからサプライズ一杯の旅が始まったのでした。
今日から何度かに分けてその旅の模様をアップしていきますね。
地震がありましたが、みんな無事です
おはようございます。五ツ星お米マイスターのれいこです。
昨日は大きな地震がありましたね。皆さんや皆さんの大切な方々はご無事でしたか?被害に遭われた全ての方々に心からお見舞い申し上げます。
娘を学校へと送り出す為にマンションのエントランスまで出て帰宅。リビングに入った直後の地震。阪神淡路大震災のフラッシュバック(当時わたしたちは、高速道路がひっくり返った東灘区で暮らしていました)と足の不自由さで立ち尽くしていた母をダイニングテーブルの下まで誘導して、13階から階段を駆け下りて娘を保護。再び階段を上がって家まで送り届けた後、パートさんが一人で待機しているであろう事務所へ全速力で向かいました。
事務所へつくと雨漏りならぬ、わたしのデスクの上に酒漏りが…。倉庫二階のお酒が大量に割れているのはクラクラするほどの匂いで察しがついていましたが、ここで確信。一呼吸置いてから、意を決して片付けに入りました。
昼頃に片付けの目処がつき、後はひたすら余震対策。気休めかもしれませんが、少しでも落下を防止できるように荷造り紐を張っていきました。
幸い家族もスタッフも全員無事で、それぞれ片付けなどはあるものの自宅で不便なく生活ができています。数日以内に大きな余震、もしくは本震がくるといったお話もあるそうでゾワゾワした気持ちはありますが、それでも元気です。大きな地震が再び来ないことを願ってやみません。
さぁ、10時になったらわたしたちのお店も開店です。きょうも営業できることに感謝しながらお客様をお迎えしようと思います
バケツ稲-オペの朝
こんにちは。五ツ星お米マイスターのれいこです。
ここに来て中々ペースがつかめず、とてもマイペースな更新になってしまっている今日この頃ですが、なるべく定期的に更新ができるように頑張っていきますので、良かったら、ぜひぜひ、おお付き合いをよろしくお願いいたします。
さて、オペのお話。以前に丹波たぶち農場さんのご厚意で分けていただいた種もみを発芽させたお話をさせていただいたのですが、娘のクラスに持って行ってもらったりしている間に
種もみさんたちは成長を続け、お化粧用のコットンを裏返してみると
あわわわわわわ。もともと土に置いてやる時期からだいぶ後ろにずれてしまっていたのですが、一生懸命生きようとしている命に目を背けることもできず、オカン執刀で日曜の朝にオペすることを決心したのでありました。
絡み合った根を傷つけないように丁寧に解いて分解すること1時間。コットンを最小限にまで切断。白いお皿だと少々見づらいので、一つ取り出して黒いお皿に置いてみると
コスモを感じるこのビジュアル!根毛もよく見て取れます。
根の詳しいお話はコチラ↓
たまたま数日、風の少ないよく晴れた日が続いていたので、今回は100均で揃えたブルーシートを広げて土を干してみました。土の内容も前回は赤玉土、鹿沼土、荒木田土のミックスだったのを黒土、赤玉土、鹿沼土で挑戦。
今回は根を傷つけないように細心の注意を払って、水を加えてよく練った土へ。前回は立派な苗をいただいたにも関わらず根を傷つけてしまって、1日にして元気な葉の半分ほどが針金状になってしまったので、そっとそっと作業しました。
ちなみに先に植えた稲のバケツとの土の色の差はコチラ。黒土だけに新しく用意した方は本当に黒い!種もみを土に蒔いてやってから今日で3日目の朝を迎えましたが、様子は良好!色々とタイミングを外してのスタートですが、無事に大きくなってくれることを祈りながら見守ってみたいと思います。
先に植えた苗はこんな感じ。枯れた葉と緑の葉が入り混じっていますが、懸命に成長しようと頑張ってくれています。
今月24日には農場さんのご厚意で新潟へ親子二人で圃場視察に行ってきます。新潟県の新品種「新之助」を届けてくださっているホタルの里さんです。娘と初めての二人旅。どうなることやら...また、こちらでもご紹介させていただきますので、楽しみにしていてくださいね!
バケツ稲-再スタート
こんにちは。五ツ星お米マイスターのれいこです。
丹波たぶち農場さんに伺ってから、一週間が経ちました。早っっっ。
こちらのブログでは丹波たぶち農場さんのご厚意でいただいた種もみからの芽出しの様子を先にご紹介させていただいたのですが、実は、同じくいただいた苗でバケツ稲も並行して進めておりました(^^)。
何が役立つか分からないもので、農場さんの視察の朝にペンケーストして持って行ったペットボトルが何とも言えずジャストサイズで、こちらにお水と一緒に入れてもらって持ち帰った苗がこちら。
いただいた苗には、ほら、種籾の姿が。この時点では、まだ、発芽の様子を見せてやれてなかったので、目をまん丸にしてみていました。こんな小さな種もみの粒から育った稲が1メートルほどにもなるのですから不思議ですよね。
さてさて、JAさんのバケツ稲特設サイトを参照しながら、いざ田植えです!娘に2〜3cmほどの穴を指であけてもらいます。ひゃっっ。ぬめっとして、冷たいよ〜。と、リアクションを取る娘 笑
いただいた苗から、4株を束ねて先ほどの穴の中へ。根が隠れるように優しく土を被せて
植わりました。風にそよいで気持ちよさそう。あとは、伸びやかに葉が増えていくのを待つだけ。
のはずが...。1日で何枚もの葉が針金状に...絶望。2日ほど様子を凹んでいたら...丹波たぶち農場のスタッフさんからフォローのメールが。さっそくスマホからこの写真をお送りして、「何かした方が良いことってあるのでしょうか?」と質問させていただきました。すると、こんなご返事が。
苗は、取ったり植えたりした時に根を痛めた為でしょう。機械でもよくある植え痛みです。普通は時間が経てばもどりますよ。戻らない場合でも、生きている茎が1本有れば、何倍にも増えていきます」
生きている茎!ある。1本はきっと!
そして、今日の稲。葉っぱが増えてる気が...そして伸びてます。どうか順調に育ってくれますように。因みに今日の種もみは?と言いますと...
ウイリー!根が種を持ち上げてますっっ。JAさんのガイドによれば、1mmほど芽が出たら種をまいてOKとのことだったのですが、娘のクラスのお友達にも見せてあげたくて週を越したら、こんな感じに。根の力ってすごい‼︎
実は苗も種もみも、ご返却は無用ですので良かったら使ってくださいと視察の翌日に娘のクラスにおすそ分けしていたのですが、クラスのお友達たちがとても興味を持ってくれて、質問などもしてくれていたようなので
カップに入れて
娘に届けてもらうことにしました。植えるにはタイミングとしては遅いのですが、こちらも返ってきたら、植えてみようと思います。
バケツ稲-衝撃の悲報から新な一歩へ
こんばんは。五ツ星お米マイスターのれいこです。
前振りから2日ほど。お待たせしました。バケツ稲の衝撃の事実...。
それを教えていただいたのは、丹波たぶち農場さんでの昼食タイム。教えてくださったのは、わたしたち家族のテーブル席にご一緒してくださった農場スタッフさんでした。
高校進学を決める際に、既に農業を志されたというスタッフさん。自分自身が一消費者という気持ちを大切に農業と向き合いながら、疑問と解決を繰り返してこられたそう。なので、わたしのような初心者が持つ初歩の初歩の疑問にも分かりやすく丁寧に教えてくださって。そして、思い切ってバケツ稲のことを聞いてみました。
丹波たぶち農園さんに伺った頃、うちのバケツ稲はバケツに植え替えてから既に10日ほど経っていたのですが、全く芽のようなものが出ず、実は悩んでおりました。娘のがっかりする顔を思い描くと、さらにやるせなくて。
「実はバケツに芽出しした種もみを植えて1週間になるんですけど、芽が中々出なくて...」
スタッフさんからは、まず積算温度のお話。
積算温度とは...
一般的に、水に浸してから積算温度100℃(毎日の平均気温を足して100℃になった時点)になると芽が出ると言われています。ここ数年の4月、5月は気温が低い日が多いので、この時期の芽出しには日数が必要になります。稲は積算温度で成長しますので、これから育てる場合は気温が高い日が多い分成長が早く進みます。 JAグループ バケツ稲の特別サイトより
ちょうど農場にお伺いした前には急な冷え込みがあったりしたので、そのせいでしょうか...とお尋ね。すると...スタッフさんからは積算温度というのは日々の気温の累積がただ100度に達せば良いというわけでもないとのお話が。ある一定の気温に満たないと累算に加えられない時もあるみたいと...え〜‼︎‼︎‼︎
続けて、スタッフさんから
「種は昨年のものですか?」
との質問が。あ...。
「種は15度以上の温度にさらされ続けると急激に死んでいくという話があるんです。ちゃんと保管されていたものなら良いんですけど、そうでないなら、種自体が死んでいる可能性があります」と。
「それや...」
衝撃の事実。わたしも含めて家族みんなが納得。サンプルという名のもとに、種にとって全くといって良いほど酷い環境に2〜3年さらされていた、わたしの種もみ。ごめんね。ごめんね。ごめんね。種もみさん...勉強不足で本当にごめんなさい。
そして...あまりの落胆ぶりを気にしてくださったスタッフさんの優しいご配慮で種もみと苗を特別にお分けいただけることに。籾のついたお米が種とはいえ、種屋さんから購入される貴重な種もみ。感謝とともに再スタートをきることと相成ったのでした。
じゃん。こちらがいただいた種もみ。品種はコシヒカリだそうです。
そう。娘がじぃ〜っと見つめていた、あの種もみです。こちらは、”環境に優しい”と注目されている稲の病気予防「温湯消毒」も済ませた種もみ。スタッフのお兄さん曰く「苗にしてバケツ稲として育てるには時期が遅い」とのことで、発芽の学習用にと分けてくださったのでした。
5月22日。火曜日の朝。お兄さんに教えていただいた通り、水を含ませたお化粧用のコットンに種もみを乗せて娘とスタンバイ。「今の時期なら2〜3日で芽が出ますよ」と、仰っていたのだけど...一度 失敗しているので、やっぱり心配。
娘の観察用にと買ってやったクロッキー帳...まるで変化がなく描き進められなかったクロッキー帳に新しいスタートラインを引こうと、娘の了解を得て観察ノートをつけてみるオカン。
デザイン→デッサンの間違い?負けじと娘も観察ノート(相方さん曰く...魔人ブウ デザイン...コラコラ)。娘の負けず嫌いな姿勢がなんとも言えず嬉しいオカン。
1日置いて5月24日木曜日朝の種もみ。一番右下の種もみにアサリみたいな突起物がミョ〜ン...いつの間に?これが芽?イメージと違うようなと思いながら、他の種もみも見てみると...うん?種もみの右肩のあたりの色が変色している?...もっと言えば胚芽のあたりかな。そんなことを思っていた矢先にお兄さんから「うまくいっていますか?」とフォローのメールが。有難い!とばかりに思っていたことをメールでお聞きしてみると「発芽条件が整って胚乳から胚芽に養分が送り込まれているのだと思います」とのご返事!最近、乱視がひどくて確信が持てなかったのですが、うっすら芽らしきものが出ているような気も...
因みにお米の構造はこんな感じ
GUTS スポーツ&ワークごはん塾|お米をもっと深く知る!お米ナビ
お米マイスター全国ネットワークより
そして今朝。画像が回転してしまっていますが、あの変色していた部分から、ほら。芽が...ひょっこりはん。そして、アサリ疑惑の突起物は緑色に。ようやく芽が出たのだと確信して、娘と大喜びで1日のスタートを切りました。
わたしがなぜ、見誤ったか...もちろん知識が足りなかったのは大前提として、発芽用にと用意したお水が多かったのかなと...今思うともみ殻の色が、ふやけてか段々薄くなっていったのと「なんとか芽が出て欲しい」といった気持ちが思い込みになって見誤ってしまったのだと思います。情けないやら、恥ずかしいやら...でも、こんな一幕も、記録で残しておくことで、いつかどなたかのお役に立てたらと。
発芽には光が必要と思われがちですが意外に光は必要なく、お米の発芽に必要なのは「水」「空気」「温度」だと、改めてお兄さんが教えてくれました。経験は何よりの学びですね。
NHKさんのホームページで稲の発芽の様子が見られる動画を見つけました。こうやってみると、生命ってやっぱり不思議。そして、尊いなぁ。
さてさて、バケツ稲も進んでおりますよ。こちらは、また、改めてアップしますね!
丹波たぶち農場さんの視察へ
こんにちは。五ツ星お米マイスターのれいこです。
オカンれいこが工作をした日曜日。問屋さんのお心遣いで「丹波たぶち農場」さんを娘も一緒に視察させていただけるとのことで、家族で兵庫県は丹波篠山まで行ってきました〜(*´꒳`*)
さて、農場に着くと、まずは丹波たぶち農場 田渕さんから農場の取り組みと丹波篠山の農業について説明を聞かせていただくところからスタート。
古くから沼地だった丹波篠山は、長い年月をかけ堆積した粘土質の土壌で、栄養豊富。今も尚、多くの動植物を育てる命の源となっています。篠山盆地でも知られる篠山は、周囲を山々に囲まれたすり鉢のような地形で、昼夜の温度差が激しい為、夏場でも夜は冷房いらず。この土壌と気候で農産物は”味”が濃く深くなり、米、黒大豆、小豆、山の芋、栗、茶、松茸などの特産物は特に京都・大阪で上質な高級食材と謳われるようになっていきました。
中でもお米は、丹波たぶち農場さんのホームページによれば、その昔、たわわに実った赤い稲穂が秋風に波のように揺られる景色があまりにも美しいことから、丹(あか)波と名付けらたという話が残っているのだとか。丹波という名称のルーツにお米が登場するほど、古の頃から丹波は米どころだったんですね。時を経て当時育てられていた赤米はコシヒカリへと変わったそうですが、今では美しい黄金色の波を見せてくれるそうで、田渕さん曰く、その情景は今も尚、圧巻なのだとか。
田渕さんがためになるお話をしてくださってる中、視線をふと娘へと移しますと...一人うしろ向きでスケッチ中。
トラックに乗せられた苗に興味津々のご様子。
田渕さんの説明が終わられた後、施設案内では家や宮田さんの田んぼで馴染みのある種籾をマジマジと見つめる娘。頭の中であれやこれやとシナプスが繋がってるかしらんと、今度はわたしが娘に興味津々。お米好きのお客様から時折でる収穫したお米の乾燥の仕方や保存の仕方をうかがった後にはいよいよ苗のもとへ。
丹波たぶち農園さんの苗代はビニルハウスの中にありました。農法や環境によって過程も様々。この苗たちが田んぼに運ばれ田植えへと繋がっていきます。
そして、いよいよ、わたしたちも田んぼへ移動。
美しい情景が広がります。
おたまじゃくしも気持ちよさそうにわいわいスイスイ
用意が整ったところで、いざ、出陣!お兄さんのお心遣いで、なんと娘がハンドルを持っております。慣れないわたしたちは、おっかなびっくりでゆっくりヨロヨロ。水面からは見えない土壌には凸凹もあったりで、中々、まっすぐに進みません∑(゚Д゚)。この後、お兄さんが作業されるのを見せていただいたのですが早いし、まっすぐだし...もう、さすがの一言でした。体験では、まっすぐ進むことに殆ど気を取られて田植機の運転が終わってしまったので...
「お兄さんは、まっすぐ進むこと以外に気をつけていらっしゃることってあるんですか?」と聞いてみると...
「土壌の匂いを感じながら、与える肥料の種類や割合を田んぼごとに考えたりしてますね。あとはガスの出具合を見たりしています」
と。なるほど〜。五ツ星お米マイスターの資格をいただいてから、有難いことに生産者の方にお会いする機会がぐん!と増えたのですが、皆さん、口を揃えて言われるのが「同じ地域でも、同じ生産者さんの田んぼでも、田んぼごとに環境は違う」ということ。土の具合を匂いで感じるというお兄さんのお話もリンクして、ただただ、なるほどなぁと頷いてしまいました。知れば知るほど興味深くてワクワクワクワク。次にお会いする頃には、この辺りは黄金色に染まっているのかな...それまでにも、また、行けたらいいのにな。なんて思いつつ、プログラムは丹波たぶち農場さんで作られたお米の試食とお昼ご飯へと進んでいきました。
そして、この後、お昼ご飯をいただく席で衝撃の事実を知ることになるのですが...それはまた、次回にお話しさせていただきますね
丹波たぶち農場さんでは様々な体験イベントも行われています。ぜひ、ホームページもご覧ください!
丹波たぶち農場さん
〒669-2723 兵庫県篠山市口阪本158−3
TEL.079-593-0545
ホームページ
https://www.tabuchi-farm.jp/user_data/about.php