大阪の五ツ星お米マイスター『れいこ』のブログ

大阪市都島区のこだわりのお米屋さん&お酒屋さんに嫁いだ子育中のオカン れいこが、お米のあれこれを綴ります

上越 くびき 「蛍の里」さんへ-トキとベニズワイガニのお話

こんばんは。五ツ星お米マイスターのれいこです

f:id:reicome:20180627084738j:image

娘とオカンの大冒険。

reicome.hatenablog.com

新潟県上越市くびきの蛍の里 石田さんに上越妙高の駅でピックアップしていただいて、いざ、出発。

f:id:reicome:20180627092006j:image

しばらく車を走らせると窓の外には日本海が。新潟県の新品種「新之助」でお世話になっている蛍の里さんは、平野部から山間部にかけてのイメージだったので、新潟ビギナーの私にとっては目の前に広がる海がなんだか不思議な感覚…わたしたちのお店で新潟県コシヒカリのメインとして扱わせていただいている産地、佐渡も船で1時間ほどの距離なのだとか。

www.toki-mai.jp

佐渡と言えば、日曜日に放映されているサザエさんの中で流れていたCMでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。そう、トキと暮らす郷です。

 

佐渡市新穂村清水平に、新潟県トキ保護センター開設されたのは昭和43年。日本産トキの絶滅を回避するため開設されましたが、悲しいことに日本産の最後のトキ「キン」は、平成15年に死亡してしまいました。かつては、日本各地のほか、ロシア極東(アムール川ウスリー川流域)、朝鮮半島、台湾、中華人民共和国(北は吉林省、南は福建省、西は甘粛省まで)と東アジアの広い範囲にわたって生息していたトキですが、乱獲や開発で19世紀から20世紀にかけていずれの国も激減。日本の「キン」が死亡したことで、現存するトキは中国産の子孫のみなってしまったそうです。今、佐渡で繁殖しているトキも、実は1998年、日本と中国の友好のしるしとして、中国政府から日本に贈られたつがいをはじめ、中国の協力のもと日本で人口繁殖したものなのだとか。

参照:トキはこんな鳥です « 佐渡トキファンクラブ

 
そして、平成20年。全野生個体の保護から27年間の空白期間を超え、知恵と努力を重ねて増やすことに成功したトキを自然へと返す試みが放鳥というかたちでスタート。蛍の里 石田さんのお話によれば、放鳥の後、本土でも何度かトキの姿か見られたそう。トキを取り巻く環境は今、保護から野生に返すチャレンジに移っているんですね。

f:id:reicome:20180627182430j:image

さて、お話を旅に戻しましょう。海岸線をしばらく行くと風車とともに道の駅が。こちらは「マリンドーム能生」。

http://www.marine-dream.net/sp/

石田さんのご提案で、お昼をこちらでいただくことに。

f:id:reicome:20180627182830j:image

中へ入ると、なんとカニの大食い大会が。そう、こちらは日本海側最大級のベニズワイガニ直売所。なんと、新潟のベニズワイガニ日本政府観光局が行った「美食総選挙」の海鮮部門で日本各地の様々な美食を抑えて第1位に輝いた逸品なんですよ。

f:id:reicome:20180627183413j:image

お昼ごはんは、贅沢にも青空のもとお腹いっぱいになるほど蟹三昧を楽しませていただきました(๑˃̵ᴗ˂̵)。

f:id:reicome:20180627183623j:image

こちらの道の駅には海に向かって楽しめるブランコや
f:id:reicome:20180627183628j:image

シーソーのほか、遊具もたっぷり。こどもちゃんも元気いっぱい楽しめるスポット。

f:id:reicome:20180627183852j:image

この日はお祭りだったようで、真っ赤になるまで遊んだ娘も幸運なことにカキ氷でクールダウンすることができました。そうそう、道の駅だけにおみやげ屋さんも充実してましたよー。さてさて、旅は次のステージに。その模様は、また、次回にご紹介させていただきますね