大阪の五ツ星お米マイスター『れいこ』のブログ

大阪市都島区のこだわりのお米屋さん&お酒屋さんに嫁いだ子育中のオカン れいこが、お米のあれこれを綴ります

お米の産地説明会

こんばんは。五ツ星お米マイスターのれいこです。
きょうは新潟大冒険記をちょっぴり休んで、きのう参加させていただいたお米の産地説明会のお話をさせていただこうと思います。

f:id:reicome:20180702161635j:plainそう。きのうはお米の産地説明会に参加させていただいてきました!
こだわりに特化した問屋さんが主催するこちらの産地説明会に参加させていただき出したのは昨年からで、今回で2回目。大阪・名古屋・東京の3会場で行われるのですが、大阪には計8産地からJAさんや生産者さんがお越しになって、それぞれの作況や取り組みなどをプレゼンしてくださいました。産地さんの中には、わたしたちのお店でもお世話になっているJA隠岐地区本部の方々のお姿も!

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↑当日配られた藻塩のサンプル
お店で取り扱いさせていただいている「島の香り隠岐 藻塩米」は、隠岐近郊で獲れるアラメという海藻と同じく隠岐近郊の海水を約1トン煮詰めてわずか20キログラムしか獲れないという希少な藻塩を水溶液にして散布するといった唯一無二の農法で作られています。常々、一線を画す旨味と食感が魅力だなぁと感じていたのですが、今回の説明会では成分分析の裏付けまでされていて、とっても勉強になりました。日本食品分析センターさんに依頼された分析結果によると、同じ地区で藻塩の水溶液の散布をされていないコシヒカリと散布しているコシヒカリでは、散布されているコシヒカリの方がアミノ酸の含有量が5%ほど高いと分かったのだとか。この結果は、わたしたちのお店で取り扱っている「藻塩米 きぬむすめ」も同等で当てはまるのだそう。30年度の新たな取り組みとして島根大学との共同研究も始まるとお聞きして、なんだかとってもワクワクしてしまいました。

他にも新たな分析法を開発して、自分たちのお米の特徴の裏付けを図られた産地さんやIT投資をして、スマホのアプリで一つ一つの田んぼの詳細な観測データをリアルタイムでチェックできるようにされた産地さんがあったり。とっても興味深かったです。どの産地さんもアプローチは違えど、美味しいお米を届けたいと熱意は同じ。今から新米がとっても楽しみです。

f:id:reicome:20180702170945j:plainそして...こちらはオマケ。うちのバケツ稲も順調に育っていますよー。先に苗を植えた方の稲は、先日、いったん水を抜く中干しをしました。いったん水を抜くことで根は水を求めて伸び、根の張りが良くなることで倒れにくい稲に育つのだそうです。更に、大切な空気もこの時に再度取り込むだなんて、これも先人の知恵の結晶なんですよね。凄いなぁ。

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因みに、種もみから発芽させた方の稲はこんな感じ。苗を植えるのが遅かった分、幼い感じもしますが、両方とも元気にしています。

さぁ、次回は新潟大冒険記の後半をアップしますね。まずは蛍の里さんの清らかな水源をご紹介させていただきます!