大阪の五ツ星お米マイスター『れいこ』のブログ

大阪市都島区のこだわりのお米屋さん&お酒屋さんに嫁いだ子育中のオカン れいこが、お米のあれこれを綴ります

丹波たぶち農場さんの視察へ

こんにちは。五ツ星お米マイスターのれいこです。

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オカンれいこが工作をした日曜日。問屋さんのお心遣いで「丹波たぶち農場」さんを娘も一緒に視察させていただけるとのことで、家族で兵庫県丹波篠山まで行ってきました〜(*´꒳`*)

丹波たぶち農場

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さて、農場に着くと、まずは丹波たぶち農場 田渕さんから農場の取り組みと丹波篠山の農業について説明を聞かせていただくところからスタート。

古くから沼地だった丹波篠山は、長い年月をかけ堆積した粘土質の土壌で、栄養豊富。今も尚、多くの動植物を育てる命の源となっています。篠山盆地でも知られる篠山は、周囲を山々に囲まれたすり鉢のような地形で、昼夜の温度差が激しい為、夏場でも夜は冷房いらず。この土壌と気候で農産物は”味”が濃く深くなり、米、黒大豆、小豆、山の芋、栗、茶、松茸などの特産物は特に京都・大阪で上質な高級食材と謳われるようになっていきました。

中でもお米は、丹波たぶち農場さんのホームページによれば、その昔、たわわに実った赤い稲穂が秋風に波のように揺られる景色があまりにも美しいことから、丹(あか)波と名付けらたという話が残っているのだとか
丹波という名称のルーツにお米が登場するほど、古の頃から丹波は米どころだったんですね。時を経て当時育てられていた赤米はコシヒカリへと変わったそうですが、今では美しい黄金色の波を見せてくれるそうで、田渕さん曰く、その情景は今も尚、圧巻なのだとか。

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田渕さんがためになるお話をしてくださってる中、視線をふと娘へと移しますと...一人うしろ向きでスケッチ中。

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トラックに乗せられた苗に興味津々のご様子。

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田渕さんの説明が終わられた後、施設案内では家や宮田さんの田んぼで馴染みのある種籾をマジマジと見つめる娘。頭の中であれやこれやとシナプスが繋がってるかしらんと、今度はわたしが娘に興味津々。お米好きのお客様から時折でる収穫したお米の乾燥の仕方や保存の仕方をうかがった後にはいよいよ苗のもとへ。

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丹波たぶち農園さんの苗代はビニルハウスの中にありました。農法や環境によって過程も様々。この苗たちが田んぼに運ばれ田植えへと繋がっていきます。

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そして、いよいよ、わたしたちも田んぼへ移動。

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美しい情景が広がります。

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おたまじゃくしも気持ちよさそうにわいわいスイスイ

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用意が整ったところで、いざ、出陣!お兄さんのお心遣いで、なんと娘がハンドルを持っております。慣れないわたしたちは、おっかなびっくりでゆっくりヨロヨロ。水面からは見えない土壌には凸凹もあったりで、中々、まっすぐに進みません∑(゚Д゚)。この後、お兄さんが作業されるのを見せていただいたのですが早いし、まっすぐだし...もう、さすがの一言でした。体験では、まっすぐ進むことに殆ど気を取られて田植機の運転が終わってしまったので...

 

「お兄さんは、まっすぐ進むこと以外に気をつけていらっしゃることってあるんですか?」と聞いてみると...

 

「土壌の匂いを感じながら、与える肥料の種類や割合を田んぼごとに考えたりしてますね。あとはガスの出具合を見たりしています」


と。なるほど〜。五ツ星お米マイスターの資格をいただいてから、有難いことに生産者の方にお会いする機会がぐん!と増えたのですが、皆さん、口を揃えて言われるのが「同じ地域でも、同じ生産者さんの田んぼでも、田んぼごとに環境は違う」ということ。土の具合を匂いで感じるというお兄さんのお話もリンクして、ただただ、なるほどなぁと頷いてしまいました。知れば知るほど興味深くてワクワクワクワク。次にお会いする頃には、この辺りは黄金色に染まっているのかな...それまでにも、また、行けたらいいのにな。なんて思いつつ、プログラムは丹波たぶち農場さんで作られたお米の試食とお昼ご飯へと進んでいきました。

そして、この後、お昼ご飯をいただく席で衝撃の事実を知ることになるのですが...それはまた、次回にお話しさせていただきますね


丹波たぶち農場さんでは様々な体験イベントも行われています。ぜひ、ホームページもご覧ください!



丹波たぶち農場さん

〒669-2723 兵庫県篠山市口阪本158−3
TEL.079-593-0545

ホームページ

https://www.tabuchi-farm.jp/user_data/about.php

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